２階建の家を建てる際、階段の位置によって住まいの動線は大きく変わります。
どこに階段を作るのが正解かは、そのご家族のライフスタイルによって違います。
今回はリビング階段とホール階段についてそれぞれの特徴についてお話します。

リビング階段とは、階段をリビングの中に取り入れて必ずリビングを通って２階に上がる階段のことです。

特徴は必ずリビングを通るので、家族と顔を合わす機会が多くなりコミュニケーションがとりやすい。
リビングの中に階段があることで空間が階段分広く取れ、天井も高いため縦への広がりも感じられます。
注意として開放感がある分、においや音が２階に伝わりやすい、冷暖房の効率が下がってしまうことがあります。

ホール階段とは玄関からリビングを通らずに２階に上がる階段のことです。

特徴はリビングを通らず１階と２階を行き来することが出来るので、プライバシーを確保しやすい。
２階に抜ける部分がないため冷暖房の効率がいい。
注意としてそのまま２階へ上がれるので家族とのコミュニケーションがとりづらい恐れがある。
ホールという廊下の部分に広さが必要になる為、必要な部分に広さが取れない場合がある。

このようにそれぞれ特徴がありますので、その特徴を理解して自分たちに合った階段を選ぶことが大切です。

自分たちにはどんな階段が合うのかわからない方は、実際の建物でリビング階段とホール階段を体感して生活のイメージをしてみてはいかがでしょうか。